パパラギ新宿店 ブログ

こんにちは!木曜日担当の小渕です。

今回は(今回も?)ちょっとマニアックな内容でいきますよー!


今日のタイトルは「ウニより人に近い生き物」ですが、皆さんはどんな生き物を想像しましたか?


まずはじめに、分類学上、ウニと人がどれくらい近いのか。簡単な系統樹(生物同士の遺伝子的類縁関係を描いた図)のごく一部を見ていきましょう。分岐が短い同士がより類縁ということになります。

※生物の形態はあくまでイメージです

そうすると、

・軟体動物(イカ、タコ、貝など)

・棘皮動物(ウニやヒトデなど)

この上記2つの系統よりも、


・棘皮動物(ウニやヒトデなど)

・脊椎動物(ヒトや魚など)

この2つの系統の方がより近い仲間なのです!!ちょっと意外に思いませんか?


そして棘皮動物よりも更に脊椎動物に近いのが、今日のテーマでもある…「ホヤ」です!

該当する生物は勿論他にも沢山いますが…今日はホヤについて語らせてください(笑)

ホヤといえば食材としても有名ですが、その生態についてはあまり知られていないのではないでしょうか?ダイバーに人気があるのは、色鮮やかだったり美しい見た目で、食用にはならない種類です。

通称ガイコツパンダホヤ

ホヤは世界中の海に2000種以上が生息しています。伊豆にも勿論いますが、普段あまり気にしないことが多いかもしれません。

写真に撮りたくなるような小さくて可愛らしいホヤは、沖縄や海外の暖かい海の方がよく見かける気がします。かわいいのを伊豆の海で見つけると、ちょっとテンションが上がります!(笑)

これと似たようなホヤを伊豆でも偶に見かけます

ここで、私のお気に入りのヘンゲボヤの写真を。(密集しているのが苦手な方はすみません)

通称ウルトラマンホヤ
フィリピン・アニラオにて撮影

群れているホヤを見ると、可愛いと気持ち悪いの紙一重だなぁとしみじみ思います。

最後におまけの一枚。かなりざっくりですが、ホヤの成長過程(有性生殖)のイメージ。こんなに姿が変わるとは驚きです。※色やサイズの比率は正確ではありません。あくまでイメージです。

今回はこの辺で。それではまた来週✋

おぶち